水性シリコン塗料とはどんな塗料？おすすめできるシチュエーションを解説

住宅の塗装に使われる塗料には、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素といったものがありますが、最近主流になりつつあるのがシリコン塗料です。
そこで今回は水性シリコン塗料の特徴に迫ります。
この記事を通じて、水性シリコン塗料がどんな塗料かを理解してもらえれば幸いです。

□水性シリコン塗料の特性とは

1:組成と用途

水性シリコン塗料は、アクリル・シリコン樹脂をベースにしており、外壁やサイディング、手すりなど多岐にわたる用途に適しています。
油性塗料と異なり、においが少なく、住宅密集地でも気兼ねなく使用可能です。

2:特徴

・耐候性が高く、特に外部での使用に最適
・水性アクリル塗料よりも耐久性に優れ、長寿命を実現
・べたつきが少なく、手すりのような手が触れる場所にも適用可能

外装塗装で広く利用されており、汚れにくい特性も魅力です。

□シリコン塗料をおすすめできる人

シリコン塗料は、性能や価格などのバランスがよく、コストパフォーマンスに優れた塗料です。
塗装が初めてだという方でも、シリコン塗料を選ぶことで大きな失敗は避けられるでしょう。
ただ、厳密にはおすすめできる人、そうでない人がそれぞれいます。
以下で詳しく見ていきましょう。

1:おすすめできる人

・コストパフォーマンスを重視する人
・10年以上、長期にわたり住宅を使用する予定の人
・光沢感のある外観を好む人

そのほか、豊富なバリエーションから好みの塗料を選びたいという方にもおすすめです。

2:おすすめできない人

・大規模な住宅を所有している場合
・塗り替えの総数を減らしたい場合
・6～7年以内に家を売却・退去する予定の人

1・2個目にあてはまる場合、シリコン塗料ではなく、フッ素塗料をおすすめします。
また、3個目にあてはまる場合、比較的耐用年数が短いウレタン塗料を使った方が、費用的に無駄が生じません。

最後に注意点をご紹介します。
シリコン塗料は専門の技術をお持ちでない方が完全に塗装するのが難しいため、DIYでの補修作業には向きません。

シリコン塗料の使用をお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。

□まとめ

水性シリコン塗料は、その独自の組成と特徴により、多くの方にとって魅力的な選択肢です。
耐候性、低臭気、コストパフォーマンスのバランスが取れたこの塗料は、長期的な住宅メンテナンスにおいて特に有用です。
ただし、使用する際はその特性を理解し、適切なケースで利用することが重要です。