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2023.03.02

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ウッドデッキなどを塗装する際は気を付けて!【DIY塗装での注意点】

皆様こんにちは!

最近はだんだんと気温も上がり、キャンプや行楽など色々な楽しみがありますね!

そんな楽しみの一つとして、最近流行りのDIYがあります。

お部屋の中を自分好みに改造したり、お庭にウッドデッキを作ってみたり、最近

では女性のほうがDIYにはまる方が多いようですね!

 

皆さんは外壁の塗装となれば専門の業者に任せる方が多いですが、お部屋の中や

ウッドデッキ位なら自分で塗ってみよう、という方が多いのではないでしょうか?

 

そこで今日は以外に知られていない塗料による自然発火について少し知って頂きたい

と思います。

 

以外に知られていませんが、皆様がDIYで使う、ホームセンターなどで購入した木部用

塗料などで自然発火による火災につながることがあります。

 

皆さんは自然発火という言葉を聞いた事がありますでしょうか?

人が火をつけていないのに自然に出火する事を自然発火といいます。

 

たとえば植物の種子から抽出される乾性油(空気に触れると固まる油)を含む食用油

や、ワックス、塗料などの油類は酸化反応する事で発熱します。

油類は酸素に触れる事で酸化し、酸化熱が発生します。

その熱エネルギーは温度が高い状態でさらに増幅します。そして密度が高ければ高い

程熱がこもって発火につながります。

ただ、どんな時でも発火するわけではありません。

それはそうですよね!いつも発火していたらそこら中で火事だらけです。

ではどういった時に発火するのでしょうか?

 

☆塗料を拭き取った布などを山積みにして放置した場合

☆塗装する際に養生に使った紙やテープ、シートなどを山積みにして放置した場合

☆それらの物を容器にまとめたり、ビニール袋に入れたまま放置した場合

 

などがあげられます。

 

理由として

 

○アマニ油、桐油、大豆油などの乾性油は比較的酸化されやすく発熱しやすい

○繊維を積み重ねた状態は、空気との接触面積が大きく油脂の酸化反応が進みやすい

○積み重ねた繊維は空気を多く含むため、断熱性が高くなり蓄熱しやすい

○油を含んだ布などをビニール袋などに入れた時は、空気の流れが悪い為蓄熱しやすい

 

事があげられます。

 

■この発火現象は酸化反応により乾燥する塗料すべてにあてはまります。オイル塗料

は殆どのメーカーのものがあてはまります。

 

ちなみに容器の中にある塗料や塗料を塗った木材自体が発火する事はありません。

塗膜は塗り広げられた状態の為、熱がこもる事は無く、塗膜の厚みでは酸化反応による

発熱よりも熱放射の方が早く、熱エネルギーが蓄積される事はありません。

 

では塗装を拭き取った布などはどう処理すればよいのでしょうか?

 

☆塗料を拭き取った布、塗料の付着したシートや養生テープなどは山積みにして放置し

たりバケツなどの容器やビニール袋にまとめたりしない

 

☆塗料を拭き取った布などは、水を十分入れた容器に沈めて蓋をし、水が蒸発しないよ

うに注意する

 

という事が大切です。

 

いかがですか?

以外にご存知ない方も多かったのではないでしょうか?

 

勿論、DIYはどんどんやって下さい!

ただ、作業する前に注意事項だけはしっかり確認して頂きたいのです。

 

通常、塗料缶には廃棄方法などに関する注意書きが記載されています。

ホームセンターに売っているものだからどう扱っても安全だという事ははないので作業前に

必ず注意書きをよく読んでから作業、片付けをするようにしてくださいね!

 

さて、それでは色々勉強しながら、この夏もDIYなどでどんどん楽しみましょうね!!

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