住まいをデザインする上で、外壁材の選択は極めて重要です。
そこで今回は、多くの家庭で選ばれている窯業系サイディングに焦点を当て、窯業系サイディングの種類についてお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
□窯業系サイディングとは?
1:窯業系サイディングの概要
窯業系サイディングは、セメントと繊維質、増量剤を混ぜ合わせて板状にし、高温で焼成した外壁材です。
この素材は、現代建築における外壁の大部分を占めるほどの人気を誇ります。
1980年代まではモルタルの外壁が主流でしたが、その後住宅の洋風化と共に、デザイン性に富んだ窯業系サイディングへの需要が急速に高まりました。
2:構成
内部はしっかりとセメントで構成されており、表面には防水加工やデザイン性を持たせた塗装が施されています。
そのため、耐久性と美観を兼ね備えており、様々な住宅デザインにマッチする汎用性があります。
しかし、表面の防水加工が劣化すると内部まで損傷のリスクがあるため、適切なメンテナンスがかかせません。
□窯業系サイディングの種類
1:石積調
石積調の窯業系サイディングは、天然の石を積み上げたような高級感溢れるデザインが特徴です。
立体的な陰影が特徴で、アクセント壁として用いられることが多いのです。
2:タイル調
タイル調のサイディングは、統一感がありながら、しっかりとした特徴を持ちます。
すっきりとした外観をもちながら、独自の表情があるので家全体の外壁として広く使用されています。
3:レンガ調
レンガ調のデザインは、本物のレンガの雰囲気を忠実に再現しています。
赤茶色からグレー、ダークトーンに至るまで多彩なバリエーションが魅力です。
実際のレンガを使用するのが難しい場合でも、このサイディングならば理想の外観を実現できます。
4:木目調(ウッド調)
木目調のサイディングは、本物の木目をリアルに再現しています。
本物の木材の使用が困難な場合でも、木目調サイディングで自然な風合いを演出できます。家全体の外壁やアクセント壁としても人気が高いのです。
□まとめ
この記事では、窯業系サイディングの魅力や種類に迫りました。
石積調、タイル調、レンガ調、木目調といった多彩なバリエーションが、各々の住宅に独特の美しさと機能性をもたらします。
適切な外壁材を選ぶことは、家全体の印象を大きく左右し、住まい手の個性を表現する重要な要素です。
窯業系サイディングは、その選択肢の一つとして、多くの人々に愛され続けています。