webで建物診断 LINEで建物相談 webで建物診断 LINEで建物診断
お問い合わせ

ブログBLOG

2022.11.16

お役立ち情報

コロニアル屋根の補修方法 【コーキング補修はNG】

皆様こんにちは! 代表の佐久間です。

 

早速ですが、新築のお家を立てる時の屋根材には色々な素材の材料が使わています。

セメント瓦や陶器瓦、板金の屋根材、スレート系の屋根材等々、色々な素材のものがありますが、

その材料によって塗装前の補修方法は変わってきます。

今回はその中でも現在一番よく使われているコロニアルの補修方法について書いてみたいと思います。

 

コロニアルというのは平板スレート瓦の事で、セメント系のものを圧力をかけてプレスしたものになります。

セメント系ですので防水能力は低い為に表面の塗装が劣化してくると雨水を吸収しやすくなり、コロニアル

の劣化が始まります。劣化現象として一番多いのはやはりひび割れです。

ひび割れする原因は多々ありますので割愛しますが、私の印象としてはアスベストが使用禁止になって以降

のコロニアルは非常に割れやすい傾向にあると思います。

 

このコロニアルのひび割れ補修については、基本的には瓦の差し替えというのがベストですが、コロニアルを

固定する釘の部分は重なり部分にある為、差し替えたコロニアルは釘止めをするのが困難です。

↑コロニアルの釘止め位置

 

ですから補修を行った後に塗装するのですが、少し前まではコーキングでの補修が一般的でした。

コロニアルを少し浮かせて下のコロニアルと密着しないようにしてからコーキングでひび割れを塞いでいくの

ですが、雨風や紫外線をまともに受ける屋根の上でコーキングは長い時間耐久性を保つことは難しく、時間が

経つにつれひび割れが再発してしまうのです。

↑コーキングで補修しているが、紫外線の影響で劣化し、剥落している。

 

ちなみに色々と偉そうな事を言っている私ですが、前までは私達もこの補修方法で補修していました。

しかし、定期点検にお伺いした際にひび割れが再発しているお宅があると、補修を繰り返すという事になる為

何か良い補修方法はないものかと悩んでおりました。

そんな時に縁切り材(タスペーサー)を販売するセイムさんから平板スレート屋根専用浸透型接着剤という補

修剤が発売されました。

この平板スレート屋根専用浸透型接着剤の施工方法をご説明させて頂きますと

①割れたコロニアルの下に専用の樹脂シートを挿入します

②浸透型接着剤をひび割れに沿って注入し、ヘラでならします

③硬化後に樹脂シートを抜き取り完了です

このように簡単に補修できるにもかかわらずこの浸透型接着剤で補修した箇所は通常の瓦の2倍の強度に

達するという実験結果がでており、極めて高い補修強度が得られるのです。

 

屋根は問題の多い箇所で、風雨や紫外線など、もともと過酷な環境にあるにも関わらず、お家の人の目が

届かない為、知識のない業者に当たってしまうと施工がずさんになる可能性が出てきてしまいます。

しっかりしたひび割れ補修や、以前お話しした縁切りなどがしっかり行われていないと、屋根材の下の防水

シートが傷み、雨漏りにつながり、より大きな修繕が必要になるのです。

 

そうならない為にも、皆様がもしコロニアルの塗装工事をされる際は、縁切り作業はしっかりするのか、

ひび割れ補修はどういう方法で行うのか、等をしっかりと業者さんに確認して下さいね!

 

それではまた何か気になる事や、知りたい事などがありましたら相談だけでも結構ですのでお気軽にお問い

合わせ下さいね!

一覧ページへ

営業ゼロひまわりペイントしつこい営業はいたしません! /

まずはお気軽に
ご相談
ください!

097-529-6965

[受付時間]8:00~19:00 | 土日祝も対応!

    お名前必須

    電話番号必須

    メールアドレス必須

    ご相談内容必須

    \スマホ写真でカンタンLINE診断♪/