外壁塗装は、住まいの大切な資産を守るための重要なメンテナンスです。
しかし、いざ外壁塗装を検討しようとすると、「一体どれくらいの日数がかかるんだろう。」「工期が延びる可能性はあるの。」といった疑問が浮かびませんか。
今回は、外壁塗装にかかる日数について、一般的な住宅を例に、工程別の目安や工期が延びる原因を詳しく解説していきます。
外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
□外壁塗装にかかる日数の目安
外壁塗装にかかる日数は、住宅の大きさや外壁の状態、そして施工内容によって大きく異なります。
一般的な住宅の場合、外壁のみの塗装であれば、約7~10日程度で完了します。
一方、外壁と屋根を同時に塗装する場合には、約10~14日程度かかるのが一般的です。
1:住宅の大きさ
住宅の大きさが大きくなればなるほど、塗装面積も広くなるため、それだけ作業時間も長くなります。
50坪以上の住宅の場合、2~3週間程度の工期を見込む必要があるでしょう。
2:外壁の状態
外壁の状態が悪い場合は、下地処理に時間がかかるため、工期が延びる可能性があります。
例えば、ひび割れや剥がれが酷い場合、補修作業に時間がかかるため、追加で数日かかることもあります。
3:施工内容
外壁塗装には、さまざまな施工方法があります。
例えば、遮熱塗装や断熱塗装など、特殊な塗装を行う場合は、通常の塗装よりも時間がかかる場合があります。
また、足場を組む必要がない「足場不要塗装」など、特殊な施工方法を採用する場合は、工期が短縮できる可能性もあります。
□外壁塗装の工程別の期間
外壁塗装は、着工前の近隣への挨拶から足場解体まで、多くの工程を経て完成します。
それぞれの工程にかかる日数は以下のとおりです。
1:着工前の近隣への挨拶(1日)
工事開始前に、近隣住民の方々に挨拶をすることは、トラブル防止に非常に大切です。
工事期間や時間帯、騒音や粉塵対策などについて説明し、理解と協力を得ることが重要です。
2:足場組み立て(1日~)
外壁塗装は高所作業となるため、安全に作業を行うために足場を組み立てる必要があります。
住宅の大きさや構造によって異なりますが、通常は1日程度で足場が完成します。
3:高圧洗浄(1~3日)
外壁に付着した汚れや古い塗膜を落とすために、高圧洗浄を行います。
洗浄後には乾燥時間が必要となるため、1~3日程度かかります。
4:養生(1日)
塗料が飛散しないように、窓やサッシ、植栽などを保護する養生作業を行います。
養生作業は、丁寧に時間をかけて行うことが重要です。
5:下地処理(1日)
外壁の状態に合わせて、ひび割れや剥がれを補修するなど、下地処理を行います。
下地処理が適切に行われていないと、塗膜の剥がれや劣化につながるため、非常に重要な工程です。
6:下塗り(1日)
塗料の密着性を高めるために、下塗りを行います。
下塗り材は、外壁の状態に合わせて適切なものを選択する必要があります。
7:中塗り(1日)
外壁に色を付けるための工程です。
中塗りでは、塗料の膜厚を確保することが重要です。
8:上塗り(1日)
仕上げの工程です。
上塗りでは、塗料の耐久性や美観を向上させます。
9:完了検査(1日)
施工が完了したら、施工会社と施主で一緒に完了検査を行います。
塗りムラや剥がれ、傷などがないか、丁寧に確認します。
10:足場解体&完成(1日)
完了検査に問題がなければ、足場を解体し、外壁塗装が完了します。
□まとめ
外壁塗装にかかる日数は、一般的な住宅の場合、約7~10日程度です。
外壁と屋根を同時に塗装する場合は、約10~14日程度かかるのが一般的です。
しかし、住宅の大きさや外壁の状態、施工内容によって大きく異なります。
工期が延びる可能性があることを考慮し、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
外壁塗装は、住まいの寿命を長く保つための大切なメンテナンスです。
この記事を参考にして、安心して外壁塗装を進めてください。