外壁塗装、いよいよ色選びの段階ですね。
ワクワクする反面、失敗したら、と不安も募るのではないでしょうか。
せっかくの塗装、10年後も「あの色にして良かった!」と思えるように、今回は色選びのポイントを丁寧に解説します。
後悔しないための秘訣を、ぜひ参考にしてください。
外壁の色味調整方法
光の条件による色の見え方
外壁の色は、見る時間帯や天候によって大きく印象が変わります。
太陽光の下では明るく、曇りの日や夕方には暗く見える傾向があります。
また、直射日光が当たる場所と日陰では、色の見え方が異なることも。
色見本を選ぶ際は、午前・午後・夕方と、晴天時・曇天時など、様々な条件下で確認することが大切です。
そうすることで、仕上がりのイメージをより正確に掴むことができるでしょう。
塗料の面積効果と色の関係
小さな色見本と、実際に外壁全体に塗られた時の色は、印象が異なることがあります。
これは「面積効果」と呼ばれる現象で、明るい色は面積が大きくなるとより明るく、暗い色はより暗く見えるのです。
そのため、色見本を選ぶ際には、可能であればA4サイズ以上の大きなサンプルで確認することをおすすめします。
塗料の種類による色の違い
塗料の種類によっても、同じ色でも見え方が異なります。
艶あり、艶消し、3分艶など、光沢の度合いによって色の見え方は大きく変わるので、それぞれのサンプルを確認し、好みの質感を選びましょう。
また、塗料の種類によっては、重ね塗りによって色が濃くなる場合もあります。
業者と十分に相談し、仕上がりの色を確認することが大切です。
色見本選びのポイント
色見本を選ぶ際には、まずご自身の好みや家のデザインを明確にしましょう。
その後、太陽光の下で、様々な時間帯に確認し、周囲の環境との調和も考慮することが重要です。
近隣の建物と比較したり、写真に撮って確認したりするのも良いでしょう。
そして、最終的にはA4サイズ以上の大きなサンプルで確認し、イメージと照らし合わせて決定しましょう。
外壁塗装の色選びと近隣環境
周囲の建物との調和
外壁の色を選ぶ際には、周囲の建物との調和も大切です。
近隣の建物の色を参考にしたり、全体的に落ち着いた印象になるよう色を選ぶことで、景観に溶け込んだ、自然な仕上がりになります。
極端に明るい色や暗い色は、周囲の環境とのバランスを崩してしまう可能性があるので、注意が必要です。
地域性と建物のデザイン
地域性や建物のデザインによって、似合う色は異なります。
例えば、和風建築には落ち着いた色、モダンな建築にはスタイリッシュな色を選ぶのがおすすめです。
また、地域によっては、建物の色の規制がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
外壁塗装の色選びは、光の条件、面積効果、塗料の種類、近隣の環境などを考慮することが大切です。
A4サイズ以上の大きなサンプルで確認し、様々な時間帯、天候の下で色を確認することで、イメージとのずれを防ぎましょう。
そして、業者と十分に相談し、納得のいく色を選び、10年後も満足できる外壁塗装を実現しましょう。
色選びは、住まいの顔を決める重要な工程です。
時間をかけて、じっくりと検討することが大切です。