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2025.10.08

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FRP防水補修について!手順・注意点のまとめ

老朽化した建物の防水層に不安を感じている方、雨漏りの原因がFRP防水にあると疑っている方にとって、適切な補修は喫緊の課題と言えるでしょう。
適切な材料選びと施工手順を誤ると、かえって状況を悪化させる可能性もあるのです。
そこで今回は、FRP防水の補修の具体的な補修手順、作業における注意点までを解説します。

FRP防水の補修手順

 

下地処理の方法

 

補修作業を開始する前に、下地処理を徹底することが重要です。
まず、損傷箇所の周囲の汚れや浮き上がった部分を完全に除去します。
ワイヤーブラシやサンドペーパーを用いて、下地を粗面化することで、樹脂との密着性を高めることができます。
また、既存の防水層に水分が残っていると、補修材との密着性が低下するため、十分に乾燥させる必要があります。
特に雨天直後や湿度の高い状況下では、乾燥に時間を要するため注意が必要です。
さらに、下地の状態によっては、高圧洗浄機などで洗浄する必要がある場合もあります。

樹脂と硬化剤の混合比率と注意点

 

樹脂と硬化剤は、メーカー指定の混合比率を厳守することが重要です。
比率がずれると、硬化不良や強度不足につながる可能性があります。
また、混合する際には、十分にかき混ぜることが必要です。
塊が残っていると、硬化ムラが生じたり、強度が低下したりする原因となります。
さらに、混合後の樹脂は、硬化が始まる前に使い切る必要があります。
硬化が始まってしまうと、使用できなくなるため、作業効率を考慮しながら、適切な量を混合することが重要です。
また、樹脂の種類によっては、硬化時に発熱する場合がありますので、取扱説明書をよく読んで、適切な対応をするようにしましょう。

 

ガラスマットの裁断と積層方法

 

ガラスマットは、補修箇所の大きさに合わせて裁断します。
この際、補修箇所よりも少し大きめに裁断しておくと、作業がスムーズに進みます。
積層する際は、樹脂をガラスマットに塗布し、重ならないように注意しながら、複数枚重ねていきます。
この時、気泡が入らないように注意しながら、ローラーやヘラを用いて圧着することで、強度を高めることができます。
また、樹脂がはみ出さないように注意しながら作業を行うことが重要です。
さらに、積層するガラスマットの枚数が多い場合は、一度に積層せずに、数枚ずつ積層し、樹脂を塗布する作業を繰り返すことで、より均一な強度を得ることができます。

 

樹脂の塗布と硬化時間

 

ガラスマットを積層した後、表面に樹脂を塗布します。
この際、樹脂が均一に塗布されるように注意が必要です。
刷毛やローラーを使用し、気泡が入らないように丁寧に塗布します。
樹脂の硬化時間は、気温や湿度、使用している樹脂の種類によって異なります。
メーカーの指示に従い、十分な硬化時間を確保することが重要です。
早急に次の工程に移行すると、強度不足や硬化不良につながる可能性があります。
また、硬化中は直射日光や雨風を避け、適切な環境で硬化させることが重要です。

 

FRP防水の補修における注意点

 

安全対策防護具の着用と換気

 

FRP補修作業では、樹脂や硬化剤が皮膚や目に触れると、炎症などを引き起こす可能性があります。
そのため、作業時には必ず保護メガネ、ゴム手袋、マスクなどを着用し、安全に配慮した作業を行うことが重要です。
また、作業場所の換気を十分に行い、作業中の有害物質の吸入を避けることも重要です。
さらに、樹脂や硬化剤は可燃性であるため、火気厳禁の場所で作業を行い、火災予防にも注意する必要があります。

 

作業時の気温と湿度の影響

 

気温や湿度が低いと、樹脂の硬化時間が長くなるため、作業効率が低下します。
逆に、気温や湿度が高いと、樹脂が早く硬化しすぎるため、作業が困難になります。
そのため、作業を行う際には、気温や湿度を考慮し、適切な作業条件下で行うことが重要です。
また、直射日光が当たる場所では、樹脂の硬化が不均一になる可能性があるため、日陰で作業するか、養生シートなどで覆うと良いでしょう。

 

補修後のメンテナンス方法

 

FRP防水の補修後も、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
ひび割れや剥がれなどの異常を発見した場合には、早期に補修を行うことで、防水層の寿命を延ばすことができます。
また、定期的な清掃を行うことで、汚れの付着を防ぎ、防水層の劣化を抑制することもできます。
さらに、防水層の表面にトップコートを塗布することで、紫外線による劣化を防ぎ、防水層の寿命をさらに延ばすことができます。

まとめ

 

今回は、FRP防水の補修の施工手順、作業時の注意点までを詳しく解説しました。
材料の適切な選定と正確な作業工程が、補修の品質と耐久性を左右します。
また、安全対策や環境条件への配慮も、施工を成功させるうえで欠かせません。
老朽化や雨漏りの不安を抱えている方は、この記事を参考に、計画的かつ確実な補修を進めてみてはいかがでしょうか。

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