令和8年度(2026年度)のリフォーム補助金について、気になっている方も多いのではないでしょうか。
省エネリフォームへの関心が高まる中、国はどのような支援策を打ち出すのでしょうか。
いつ、どのような工事に、どれくらいの金額が補助されるのか、その最新動向を把握しておくことは、堅実で賢明なリフォーム計画の第一歩となります。
今回は、概算要求などから見えてくる補助金制度の予測、対象となる工事、そして申請に向けた準備について詳しく解説します。
令和8年度の補助金制度
補助金制度の予測
毎年8月末に発表される各省庁の概算要求は、次年度の予算編成の方向性を示す重要な資料です。
2025年8月に提出された概算要求からは、住宅の省エネ改修支援が継続される見通しが示されており、2026年度も同様の補助金制度が実施される可能性が高いと考えられます。
特に環境省は、ZEH水準までの断熱改修や部分的な断熱リフォームへの支援継続を明記しており、国の政策目標に沿った安定的な制度運営が期待されます。
また、国土交通省が主導する子育て世帯・若者夫婦世帯向けの支援事業についても、継続の可能性が示唆されています。
これらの動向を踏まえ、2026年度も省エネリフォームを後押しする補助金制度が展開されると予測されます。
対象工事の内容
2026年度の補助金制度では、省エネ性能の向上に資する幅広いリフォーム工事が対象となる見込みです。
代表的なものとしては、窓の断熱改修や外壁・屋根・床・天井への断熱材の追加工事が挙げられます。
さらに、エコキュートやハイブリッド給湯器といった高効率給湯器の導入も、エネルギー消費削減の観点から対象となる可能性が高いです。
再生可能エネルギーの導入や活用を促進するため、太陽光発電システムや蓄電池、EV充電設備の設置も補助対象に含まれる可能性があります。
これらの省エネ改修と、太陽光発電などの創エネ設備を組み合わせることで、より高い補助額が期待できるケースもあります。
なお、単なる内装工事や外壁塗装のみでは補助対象とならない場合が多いため、省エネ改修を前提とした工事内容が重要となります。
補助金額の上限
補助金額の上限については、現時点では概算要求からの予測となりますが、前年度を踏襲する形で設定される見込みです。
既存住宅をZEH水準まで断熱改修するような大規模な工事では、1戸あたり最大250万円程度の補助が期待できる可能性があります。
一方、居間だけ断熱改修や窓リフォームといった部分的な断熱改修の場合でも、上限120万円程度の補助が見込まれています。
新築住宅においては、ZEHで45万円/戸、より高性能なZEH+では80万円/戸の補助が示唆されています。
これらの金額はあくまで上限であり、実際の補助額は工事内容や地域、制度の詳細によって変動します。
補助金制度を賢く活用することで、リフォームにかかる費用負担を大幅に軽減できるでしょう。

省エネリフォームの支援策
申請時期の目安
補助金制度の公募開始時期は、例年、年度初めである4月頃となることが多いです。
2026年度の制度も、同様に2026年4月前後から申請受付が開始されると予測されます。
ただし、補助金は予算枠が決まっており、人気のある制度では申請期間内であっても早期に予算に達し、受付が終了するケースが少なくありません。
そのため、制度開始直後に申請できるよう、早めの準備が不可欠となります。
申請準備のポイント
補助金を確実に活用するためには、申請開始時期よりも前に準備を進めることが重要です。
具体的には、2025年の秋から冬にかけて、リフォーム会社に相談し、具体的なリフォームプランや見積もり、工事内容を固めておくことをお勧めします。
申請には、工事請負契約書、見積書、工事前後の写真、所有者確認のための書類(住民票や登記事項証明書など)が必要です。
これらの書類は、工事後にまとめて準備するのではなく、契約の時点から整理を始め、計画的に進めることがスムーズな申請につながります。
また、新築や大規模リフォームの場合、建築確認申請を提出するために間取りや仕様が確定している必要があり、これらにも時間を要します。
業者選びの注意点
補助金制度を利用する上で、最も重要なポイントの一つが、依頼するリフォーム業者の選定です。
補助金の申請は、国や自治体に登録された事業者(工務店やリフォーム会社)を通じて行うのが一般的です。
そのため、リフォームを検討し始めた段階で、依頼したい業者が補助金制度に対応しているか、また、申請手続きをサポートしてくれるかを確認することが不可欠です。
補助金活用の経験が豊富な業者であれば、制度の詳細や必要書類、申請スケジュールについても的確なアドバイスを得られるでしょう。
着工時期の検討
補助金制度を利用する際の大きな注意点として、「交付決定前に着工した工事は補助金の対象外となる」という原則があります。
したがって、補助金申請の交付決定通知を受けてから工事に着手するのが安全な方法です。
2026年度の申請が4月頃に開始されると予測される場合、交付決定までには一定の期間を要する可能性があります。
焦って工事を先行してしまうと、せっかくの補助金が受けられなくなるリスクがあるため、補助金申請に詳しい業者と緊密に連携し、慎重にスケジュールを調整することが求められます。
特に、建築確認申請などの手続きに時間がかかる場合も考慮し、余裕を持った計画が重要です。
まとめ
2026年度(令和8年度)のリフォーム補助金制度は、省エネ改修を中心に継続される見込みです。
断熱改修や高効率給湯器、創エネ・蓄エネ設備などが対象となり、大規模改修では最大250万円、部分改修でも上限120万円といった補助額が予測されています。
ただし、補助金は予算枠に限りがあり、早期終了の可能性も指摘されています。
そのため、2025年の秋・冬頃からリフォーム会社に相談し、計画の具体化や必要書類の準備を進めることが、補助金を賢く活用するための鍵となります。
制度の詳細を理解し、早めの準備を心がけることで、費用を抑えながら理想のリフォームを実現できるでしょう。


